■A事故にあった場合の対処・処理方法
A 人身事故(加害者の場合)
@ 救急車を呼ぶ
軽い怪我、相手が大丈夫だと言っても後でどんな後遺症が出るかわかりません。必ず救急車を呼ぶか、病院に行って診察
してもらいましょう。

A 警察を呼ぶ
人身の場合は必ず警察を呼んで事故報告をしてください。保険の請求で事故証明が必要になります。

Ba 保険会社に事故報告をする
自分の保険会社に事故報告を行ってください。相手の名前、住所、電話番号、事故日・時間、事故現場の住所、搬送先の
病院名など最低必要になります。

Bb 任意保険に入っていない場合
任意保険に入っていない場合は全ての手続きを自分で行わなければなりません。対人賠償保険はまず自賠責保険から
支払われ、賠償額が不足する場合に任意保険の対人賠償保険が使われます。自賠責保険とは対人賠償保険で、死亡
補償最高3000万円(後遺症傷害最高4000万円)、傷害補償(治療費・休業補償・慰謝料など)最高120万円となっておりま
す。通常、任意保険に加入している場合は保険会社が代行して自賠責保険の請求をしてくれますが、加入していない場合
は加害者が請求する加害者請求、被害者が請求する被害者請求を行います。保険金の請求は怪我が完治(症状の固定)
するまで出来ませんのでそれまでの治療費、交通費などは双方どちらかが立替えしなければなりません。自賠責保険の
請求書類は各保険会社の窓口で貰って下さい。自賠責保険の保険金を超える補償に関しては自己負担となります。

C 怪我完治
任意保険に加入している場合は保険会社の担当者が全ての手続きを行ってくれます。相手方の怪我が完治(症状が固定)
するまでは示談できません。

D 示談〜解決
怪我が完治(症状が固定)しましたら双方示談書を取り交わして事故の解決になります。
B 人身事故(被害者の場合)
※ここではA 人身事故(加害者の場合)と異なる部分のみ説明します。
@ 救急車を呼ぶ
A 警察を呼ぶ
人身事故の場合、加害者は怪我の程度によっては減点、減点による免許証の停止・取り消しなどの罰則を受けます。特に
仕事で自動車を使われる方の場合は軽い怪我の場合、警察を呼ぶ事を避けたがる場合がありますが必ず警察に連絡しま
しょう。また怪我をしたからといって必ず人身事故扱いになるとは限りません。

Ba 保険会社に事故報告をする
任意保険に加入していて搭乗者傷害保険が付帯されている場合は相手側から保険金が入る、入らないに関わらず保険金
が出ます。また人身傷害保険が付帯されていれば、相手から支払われるべき保険金が何らかの理由で支払いされない場
合や、自賠責保険の範囲を超える治療費がかかり過失があるため範囲外の治療費の過失分を支払いしなければならない
場合などに保険金が出ます。

Bb ご自分が任意保険に入っていない場合
双方の過失(過失割合)によっては被害者・加害者という定義が難しい場合がありますが、停車している車に接触した、中央
車線をはみ出して対向車に接触した、飲酒運転をしていたなど重度の過失がない場合は相手の自賠責保険に請求できます
。自賠責保険は交通事故での被害者の救済が目的となっております。相手が任意保険に入っているのであれば担当者が手
続き、必要な書類を指示してくれるのでそう問題はありません。ただ、自賠責の範囲を超える治療費などが発生した場合は過
失割合によって超過分は減額されます。

Bc 相手が任意保険、自賠責保険に入っていない場合
まず相手が自賠責保険に入っていない(車検が切れている)場合どこからも保険金は入りませんし、加害者が請求する加害
者請求、被害者が請求する被害者請求のどちらかの手続きをしなければなりません。。また自賠責保険には入っているが任
意保険には入っていない場合、自賠責の範囲を超える補償に関してはやはりどこからも保険金は入りません。どちらの場合
でも相手に支払う意思があれば別ですが、支払いの意思がない、支払能力がない場合はかなり困難になってきます。ただし、
ご自分が入っている任意保険に搭乗者傷害保険が付帯されている場合は保険の内容により一定額の保険金を受け取る事が
出来ますし、人身傷害保険が付帯してあればある程度十分な保険金を受け取る事が出来ます。

C 怪我完治
D 示談〜解決

運転者・同乗者のケガと死亡の補償 相手方への賠償責任の補償
人身傷害補償保険 搭乗者傷害保険 自損事故保険 無保険車傷害保険 対人賠償保険 対物賠償保険
C 物損事故(任意保険に入っている場合)
@ 警察を呼ぶ
物損事故の場合でも必ず警察を呼び、現場検証してください。

A 保険会社に事故報告をする
自分の保険会社に事故報告を行ってください。相手の名前、住所、電話番号、事故日・時間、事故現場の住所、などが最低
必要になります。

B 車両の引き上げ
事故現場に放置していて盗難にあうケースもあります。自走できない場合はレッカー会社に依頼するか行きつけのバイク屋
さんに連絡して引取りに来てもらいましょう。過失がゼロでない限り代車費用は出ません。また保険会社にもよりますが引き
取り料も過失相殺される場合があります。

C 見積もり
損害金額を算出するためにバイク屋さんで見積もりを出してもらいましょう。当社では基本的にはお預かりさせて頂きます。
相手の保険会社から連絡がありますので何処にバイクを預けたか報告すると、預かり先のバイク屋に連絡が入り、近日中
に保険会社のアジャスターが損害箇所を確認しにやってきます。この後、見積りを作成しアジャスターに提出します。

D 価格協定
見積もり提出後、アジャスターが見積もりを検分し問題がなければ見積もり額が協定されます。このとき見積もりがバイクの
時価額を上回れば全損、上回らなければ分損扱いになります。改造パーツなどは一部考慮される場合もありますが保険会
社によって異なります。バイクだけでなく衣服、ヘルメットなどの着用物、装身具なども損害があれば請求できます。

E 過失割合
相手のある事なので全てがスムーズに解決するとは限りません。当社でいくら早く見積もりを製作し、提出したとしても相手が
なかなか見積もりを出さない、見積もりのために修理工場に入庫しない時などはなかなか話が進みません。また過失割合で
もめるケースは多々あります。双方が納得できない限り示談〜解決は出来ませんし、保険金も入ってきません。どちらかでも
折れない場合は最悪は調停・裁判となるわけですが、保険会社が提示した過失割合からは大きく変わる事はありません。全
ての判断は過去の判例によって決定されているからです。双方の事実に対する意見の食い違いはかなり困難で、なかなか
解決できません。また過失割合が決定されない場合、結局どの程度保険金が入金になるかわかりませんので、当社では
この時点では修理・部品の発注は行いません。過失割合が決定し、保険金が決定してから保険金の範囲内で修理するなど、
お客様と相談の上、修理させて頂きます。また早急に修理して欲しいなどの場合は見積もりと同時進行で修理を進めさせて
頂きますが、修理完了・引渡し時には修理代を請求させていただきます。お客様の方で後日保険金をお受け取り下さい。

F 示談〜解決
D 物損事故(任意保険に入っていない場合)
※ここではC 物損事故(任意保険に入っている場合)と異なる部分のみ説明します。
@ 警察を呼ぶ
A 車両の引き上げ
B 見積もり
C 過失割合
お見積もりを提出した以降はお客様が相手の保険会社の担当者と交渉する事になります。通常任意保険を加入している場合
は入られている保険会社が示談交渉をしてくれますが、入っていない場合は全てご自身で行わなければなりません。また
双方に過失があり、相手側に損害がある場合、貰える保険金は以下のようになる場合があります。

■貰える保険金=(ご自身の見積もり金額×過失割合)−(相手の損害額×過失割合)

相手が悪くても、相手の損害額によってはご自身の保険金は何も入らずに相手に幾らか払わなければならない時もあります。

D 示談〜解決
■B基礎知識
A 過失
過失とは運転者の不注意の事です。ただし運転者だけでなく、歩行者・自転車などの交通弱者でも過失は発生します。

B 過失割合
過失割合は通常20:80等と数字で表す交通事故での双方の過失の割合です。過失割合は過去の判例をもとに決められて
います。ただし個々の状況により過失割合は加減されます。

C 過失相殺
過失相殺とは被害者に生じた損害のうち、被害者の過失割合を加害者は逃れることが出来ます。これが過失相殺です。
保険(交通事故の損害賠償)では過失に関わらず、双方の損害を100%づつ補償するわけではありません。

D 交通事故でのよくあるトラブルQ&A
Q1 バイクで渋滞中の車の脇を直進していたら対向車線から右折してきた車に一方的に当てられた。(もしくは同進行方向
の車が左折してきた)相手の不注意が原因なのに、保険会社から自分にも過失が発生すると言われた。


A1 双方が動いている場合、ほとんどの場合双方に過失が発生します。この場合、直進車には前方不注意という過失が
発生します。

Q2 交通事故で怪我をして外傷は完治したが、患部が痛むのでマッサージなどを受けたが保険の支払いは出来ないと
保険会社に言われた。

A2 基本的に健康保険が適用にならない治療や、リハビリになる費用は自動車保険では補償されません。

Q3 数ヶ月前に購入したばかりのバイクを駐車場に停車中に当てられ全損になったが保険会社は新車の代金を支払って
くれなかった。

A3 極端なことを言ってしまうと納車の帰りに事故をしたとして全損になっても支払われるのは時価額になります。例えば
新車のバイクを買いにいって、10キロしか走っていない中古車を新車ですと言われて買わされたら多くの方が「ふざける
な!」と思いますよね??この理屈と同じです。

Q4 友人にバイクを貸して事故を起こしたが、保険料が上がるので保険は使いたくなく、友人も自腹で賠償するとの事
だったので放っておいたが、最近になって事故の相手から自分に賠償して欲しいとの連絡があった。

A4
 運転者に賠償する意思や経済力が無い場合、所有者が賠償しなければならない場合があります。

Q5 飲酒運転で事故を起こしてしまった。保険を使って相手に賠償できますか?

A5 基本的には被害者救済の観点から保険料は支払われます。ただ自分への補償は受けられません。

Q6 事故でケガをしたが、色々な理由から健康保険を使って診療を受けようかと思ったら病院から交通事故では健康保険
は使えないといわれた。

A6 100%使えます。使えないと言うのは病院の都合です。治療には健康保険による診療と自由診療の2種類があり、
健康保険による診療は自由診療に比べて収入が少なく、手間がかかるので病院は敬遠しがちです。